肩こり
肩こりは、現代社会において非常に多くの人が経験する健康問題の一つです。肩こりの原因は様々であり、筋肉の疲労や緊張、姿勢の悪さ、ストレス、運動不足などが挙げられます。 脊椎や肩関節の病気や障害、神経系の問題なども肩こりの原因となります。
肩こりの原因に応じて様々なアプローチがあります。 筋肉の疲れや緊張を解消するためには、肩周りの筋肉を伸ばす運動療法やストレッチ、マッサージや指圧、筋肉の緊張を緩和する温熱療法、神経圧迫の問題を解決する骨格矯正などがあります。 さらに肩こりの原因が姿勢の悪さである場合には、姿勢改善が必要となります当院の施術者が姿勢の調整を行うことで、筋肉や骨格のバランスを整え、肩こりの改善が期待できます。
しかし、肩こりの施術においては、単純な症状を呈するだけでなく、原因を探り改善することが重要です。また、運動不足による筋肉の衰弱が原因の場合には、適切な運動を取り入れることで筋肉を鍛えることも重要です。
さらに、肩こりは心身ともにストレスが影響していることが多く、心理的なアプローチも重要です。リラックスするための瞑想やヨガなどの方法を取り入れることで、肩こりの改善が期待できます。
以上のように、肩こりの改善には様々なアプローチがありますが、原因に応じた適切な方法を選択することが重要です。
腰痛
腰痛は、現代社会において非常に多くの人が経験する健康問題の一つです。 。
筋肉や骨格の問題が原因となる場合には、姿勢の悪さや過度な運動、過労やストレス、加齢による変化などが考えられます。関節の可動域を拡大するための関節可動域訓練やトレーニング、ストレッチ、筋肉や関節の緊張を解消するためのマッサージや温熱療法などが効果的です。
神経系の問題が原因となる場合には、椎間板ヘルニアや脊椎管狭窄症などが考えられます。当院での施術においては、神経の圧迫を緩和するための背骨の調整や運動療法、ストレッチなどを行います。
内臓の異常が原因となる場合には、腰痛とともに尿や便の異常を伴うことが多く、腎臓や腸管の疾患などが考えられます。
また、ストレスが原因となる場合には、ストレスを解消するためのリラクゼーションや瞑想、運動などが有効です。
以上のように、腰痛の原因はさまざまであり、施術においては一人ひとりの症状に応じた適切な施術方法を選択することが重要です。 また、生活習慣の改善や運動、姿勢の改善などにより再発を防ぐことも重要です。
頭痛
頭痛は、非常に一般的な健康問題であり、原因は様々です。頭痛の原因となる主な要因には、筋肉の緊張、ストレス、睡眠不足、偏頭痛、脳の病気、頭部外傷、疲労や過労などが挙げられます。
理学療法においては、頭痛の原因を正しく見極め、適切な施術方法を選択することが重要です。 頭痛の原因が筋肉の緊張である場合には、ストレッチやマッサージ、温熱療法などが効果的です。また、ストレスが原因の場合には、リラクゼーションや瞑想、運動などが有効です。
偏頭痛は、神経系の問題が原因であり、脳内のセロトニンが減少することによって生じます。理学療法においては、セロトニンを増やすための食事療法やサプリメント、ストレスの緩和などが効果的です。また、薬物療法も有効であり、予防薬や発作時に使用する薬などがあります。
脳の病気が原因となる場合には、脳の異常を治療する必要があります。頭部外傷が原因となる場合には、運動制限や安静にすることが必要です。
疲れや過労が原因となる場合には、適度な休息や睡眠、栄養バランスの良い食事、運動などが有効です。
以上のように、頭痛の原因はさまざまであり、理学療法においては患者様の症状に応じた適切な治療方法を選択することが重要です。また、予防のために適切な生活習慣の改善やストレスの緩和、適度な運動、バランスの良い食事などが重要です。
慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチー
難病情報センターより引用 https://www.nanbyou.or.jp/entry/4089
厚生労働省作成の概要 https://www.nanbyou.or.jp/wp-content/uploads/upload_files/File/014-201704-kijyun.pdf
慢性炎症性脱髄性多発神経炎/多巣性運動ニューロパチーとは
慢性炎症性脱髄性多発神経炎(chronic inflammatory demyelinating polyneuropathy: CIDP)とは、2ヶ月以上にわたり進行性または再発性の経過で、四肢の筋力低下やしびれ感をきたす 末梢神経 の疾患(神経炎)です。類似の症状をきたす疾患として、ギラン・バレー症候群(GBS)が挙げられます。大きな違いは進行の長さです。GBSでは4週間以内に症状はピークを迎え、その後は再発することはごく稀です。一方、CIDPは2ヶ月以上進行します。治療後も再発と 寛解 を繰り返したり、慢性に進行したりすることがあります。
CIDPで損傷される末梢神経は主に髄鞘(ミエリン)です。神経を電線にたとえると電線そのものが銅線、それを覆う絶縁体であるビニール膜が髄鞘にあたります。CIDPの特徴はこの髄鞘が障害される脱髄と呼ばれる現象です。脱髄により、神経の情報が伝わりにくくなったり、誤った情報が伝わったりすることで、力の入りにくさやしびれなどの症状が出ます。損傷の原因はいまのところ自分の髄鞘を標的として攻撃する免疫的な作用( 炎症 )が推測されています。
多巣性運動ニューロパチー(multifocal motor neuropathy:MMN)とは、慢性に運動神経の脱髄が生じる末梢神経の疾患(神経炎)です。手の使いづらさなどから始まることが多くあります。感覚神経の症状であるしびれや感覚に鈍さなどはありません。
この病気の患者さんはどのくらいいるのですか
令和2年度の医療受給者証保持者数は約5,100人です。
この病気はどのような人に多いのですか
いままでの疫学的な検討では、男性に若干多い傾向が報告されており、発症年齢は2~70歳までとかなり広い年齢層にまたがることが知られています。
この病気の原因はわかっているのですか
発症の原因はまだはっきりしていません。自己の末梢神経、とくに髄鞘を標的に攻撃してしまう免疫異常が強く推定されますが、そのメカニズムの詳細は分かっていません。
この病気は遺伝するのですか
このご病気が親から子の世代へ遺伝したとする報告はいままでありません。
この病気ではどのような症状がおきますか
CIDPでは、運動神経や感覚神経の障害により、洗髪の際に腕が上がらない、箸が使いづらい、などの症状や、足がしびれる、スリッパが脱げやすい、歩きにくいなどの症状がおこります。このような症状は治療が効いて改善しても再発を繰り返すことがあります(再発寛解性)。また、徐々に障害が蓄積して、四肢の筋肉が痩せてくる(筋萎縮)ことがあります。その場合には杖や車椅子での移動が必要となる場合もあります。
MMNでは、運動神経の障害により、箸が使いづらい、腕が挙がらないなどの症状や、スリッパが脱げやすい、歩きにくいなどの症状がおこります。
この病気にはどのような治療法がありますか
慢性炎症性脱髄性多発神経炎では、ステロイド療法、免疫グロブリン療法、血液浄化療法が行われます。
多巣性運動ニューロパチーでは免疫グロブリン療法が行われます。
この病気はどういう経過をたどるのですか
慢性炎症性脱髄性多発神経炎、多巣性運動ニューロパチーとも、多くの患者さんで継続的な治療が必要になります。多巣性運動ニューロパチーは経過とともに、筋肉のやせが見られます。